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2017年10月

2017/10/14

義井 豊≪乱反射する風景≫ Yutaka Yoshii REFLEJO EN EL PAISAJE

 1994年に国立科学博物館で開催した「黄金の都シカン発掘展」にはじまり、2012年「インカ帝国展-マチュピチュ『発見』100年まで5回の展覧会を開催してきた「TBSアンデス・プロジェクト」の集大成といえる「古代アンデス展」が10月21日から2018年2月18日まで、国立科学博物館(東京・上野)で開催されます。長年、同プロジェクトに写真家としてかかわっているs義井豊さんの写真集を紹介します。

Yutakayoshii_reflejoenpaisaje

義井 豊≪乱反射する風景≫
Yutaka Yoshii REFLEJO EN EL PAISAJE

2014, Lima, Fondo Editorial de la Asamblea Nacional de Rectores
縦 23cm x 横 26cm
頁数 144 頁
写真図版数 カラー95 点
テキスト頁(スペイン語) 31 頁
5,720 円(別冊日本語版小冊子付き)(送料別)

ペルーには本物と偽物が共存する。
盗掘と発掘が共存する。
アンブランテと正規の店が隣り合わせる。
貧困が富裕の足下を覆っている。
過去と近代が背中あわせにある。
生と死が混ざり合っている。

 長年ペルーで生活し、島田泉(考古学者、南イリノイ大学教授)のシカン考古学プロジェクトに参加した義井豊について、本写真集の編集にあたった歴史学者、人類学者のルイス・ミリョネス(サン・マルコス大学名誉教授)は、序文で次のように書き綴っている。「ユタカとペルーの繋がりは、単なる職業的な関係よりもずっと強いものであることを記しておかねばならない。農村部で仕事をしていたユタカは地元の人々の労働を身近に触れ、自ら受け入れた国についての考察は、全てのペルー人、とくに、本書の中核となっている常に希望を湛えた表情の子どもたちについて考えることへとつながっていった」。

≪義井豊プロフィール≫
1946 年、富山県生まれ。
日本大学で芸術学と写真技法を学ぶ。1970 年頃から、日本の歴史、人類学関連の撮影活動に携わった後、ヨーロッパ各国を巡る前衛音楽家グループとのドキュメンタリー映画製作に関わった。1974 年、中米の国々からペルー、ボリビアを訪ねた約五か月間の旅が中南米への方向転換となった。1981 年、短期滞在のつもりで訪れたペルーで、プレインカ時代の考古学遺物を収蔵、展示する天野博物館事務局の仕事を任された。爾来、ペルーの人類学、考古学の分野に専念した活動を行う。1990 年以降、ペルーの文化(シカン、モチェ、ナスカ、インカ)展の日本開催を実現させる。同時に、世界各国で行われるアンデス考古学展覧会の作品撮影を行う。

Aretas141218
ペルーの新聞紹介記事

El_reflejo_en_el_paisaje_yutaka_yos
CALCA, CUSCO 2009

El_reflejo_en_el_paisaje_yutaka_y_2
CIUDAD DE CUSCO, CUSCO 2010

El_reflejo_en_el_paisaje_yutaka_y_3
URUMABAMBA, CUSCO 2009

 

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