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2015/02/27

【Ⅵ-08】 もうひとつの美術館と壁画プロジェクト Another Museum, Mural Project

《2011年第16回カナガワビエンナーレ国際児童画展の関連企画》

slate もうひとつの美術館~レクチャー付き映画会~

 絵画を介して自分と自分を取り巻く世界について考え始める子どもたちの姿を追うドキュメンタリー映像作品。美術館の入り口から入った子どもたちは、単なる美術鑑賞のステージから、やがて絵画作品との対話へのステージと進む。美術館を出た彼らはどのように変わっていくのだろうか。
 子どもたちが、神奈川県立近代美術館(神奈川県)と無言館(長野県)の展示作品と「対話」をすることで、学習の成果は、時間の経過の中で徐々に子どもの中でカタチを変えながら内面化されていく。子どもにとって美術作品を鑑賞することが大切なことであるならば、その曖昧さゆえに長い目で見守り、子どもの将来に残る実感を一つひとつ集めることも大切であると思われる。映画の企画制作に携わった高松先生(横浜国大付属鎌倉小学校)の話を交えながら、小学校時代に多くの時間を美術館で過ごした子どもたちのその後を、三本のドキュメンタリー映画で紹介します。

【上映映画】
ミュージアム・トリップ<鎌倉の立てる像たち・拝啓鬼様> (上映時間22分)
企画:稲庭彩和子・高松智行/監督:森内康博/制作:(株)らくだスタジオ
協力:国立情報学研究所/制作年:2009年
*ドイツ「ワールドメディアフェスティバル2011」ドキュメンタリー部門入賞

青い画布 (上映時間50分)
企画:高松智行/監督:森内康博/制作:(株)らくだスタジオ
協力:戦没画学生慰霊美術館無言館/制作年:2011年

【高松智行先生のプロフィール】
現在、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校教諭
□2006年〜2007年 
神奈川県立近代美術館を活用した鑑賞教育、「鑑賞を柱にした学級経営」
□2007年 戦没画学生慰霊美術館「無言館」を活用した鑑賞教育
□2009年 ドキュメンタリー映画「鎌倉の立てる像たち」「拝啓鬼様」「池の中のアーティスト」企画、アートプロジェクト「鎌倉なんとかナーレ2009」企画
□2010年 アートプロジェクト「鎌倉なんとかナーレ2010」企画
□2011年 ドキュメンタリー映画「15歳、無言館の体験」企画

日時 2011年7月24日(日)14:00〜15:40
会場 あーすぷらざ(神奈川県立かながわ地球市民プラザ) 映像ホール

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art 壁画制作プロジェクト ライブ!ウォールペインティング

 ウォールペイントアーティストとして知られているロコ・サトシさんと第16回カナガワビエンナーレ国際児童画展の受賞者と入選者たちとが一緒に描く「壁画制作プロジェクト」を開催します。

 本プロジェクトは、ロコ・サトシさんの協力のもと、子どもたちとプロのアーティストの力を合わせ、2日間で幅約6m、高さ90cmの壁画制作に挑戦するものです。制作の現場は一般公開し、来館者も制作過程を垣間見ることが可能です。第16回展に出品した児童たちにとって良い記念となるとともに、あーすぷらざの来館者にとっても、本館のラウンジがより一層くつろげる場となります。

 完成した壁画作品は7月26日(火)よりラウンジ(あーすぷらざ1階)に展示します。

【ロコ・サトシさんのプロフィール】
 1970年代後半、桜木町東横線高架下で不思議なシルエットの壁画を描き始め、現在ではウォールペイントの創始者として知られている。
 1989年、横浜博覧会で最大級のパビリオンをペイント、新本牧地区、みなとみらい21地区、横浜ポートサイド地区など、横浜のシティ・キャラクター を形成する重要な景観に作品を提供しました。1995年には市営バスのペイントが話題を呼んだ。 民間からも数多くの壁画などの依頼を受ける。
 1995年より彫刻の森美術館に作品を常設。渋谷同潤会アパートのイベント、表参道の大壁画を担当。 一方、1990年よりカリフォルニア州・サンディエゴ市に拠点を構え、その活動に対し、同市長より謝意宣言書の発布を受ける。ボブ・マレー生誕50周年記念コンサートでは平和賞受賞。その年のアートオブザイヤー・ベスト10に選ばれる。
 1999年に横浜市文化賞奨励賞、芸術部門賞受賞。作家活動と並行してさまざまなワークショップを行う。特に、街と学校と家庭とのつながりを深めるため、父兄、教職者、自治体などと話し合いを重ね、美術を通して子供たちの生活や学校の環境の改革に力を入れている。
 
日時 2011年7月17日(日),18日(月・祝日)10:00〜15:00
会場 あーすぷらざ(神奈川県立かながわ地球市民プラザ)
    17日:保育室 18日:ワークショップルーム
 第16回カナガワビエンナーレ国際児童画展開催のモニュメントとして、7月17日と18日の二日間にわたり制作が行われた壁画(縦0.9m×横7.2m)が完成しました。
同展の入選者・入賞者519名を代表して、21名の児童・生徒たちとウォールペイントアーティストのロコ・サトシさんが、人とのつながり、世界とのつながりをテーマにして、壁画制作にとりかかりました。
 壁画作品は16枚のパネルから構成され、一枚のパネルに二人の児童・生徒たちが、絵筆を走らせました。児童・生徒たちは初対面のため、二人同士の会話は少ないものの、お互いに目配せをしながら、共同作業に取り組みました。
ロコさんがあらかじめ引いた黒い輪郭線を下地に、子どもたちは様々な色を塗り重ねます。なかには、ロコさんの輪郭線を無視し、その線を塗りつぶす子どももいて、ロコさんは苦笑いをしていましたが、ロコさんは、「ここは学校の美術の時間ではないので、みんなが納得するまで描いて欲しい」と、絵を描く楽しさを子どもたちに伝えています。
地球上には、肌の色の違い、言語の違い、宗教の違いなどの様々の違いがあります。今回の壁画制作に参加した日本の子どもたちにも、表現の方法にそれぞれに個性の違いがありました。その個性の違いを「心の色」と例えて、「心の色」が違う子ども達が一緒になって、描き上げたのが今回の壁画です。壁画作品名「カラフル・ハートColorful Hearts」には、このような意味を含んでいます。
*現在、「カラフル・ハートColorful Hearts」は、あーすぷらざ1階のラウンジに展示しています。
作品名: カラフル・ハート Colorful Hearts
制作年: 2011年7月
作品サイズ: 縦0.9m×横7.2m
展示場所: あーすぷらざ(神奈川県立かながわ地球市民プラザ)1階 ラウンジ
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