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2015/01/17

ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル Gabriel Orozco-Inner Cycles

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ガブリエル・オロスコ《私の手は私の心臓》
1991年 チバクローム2点組

ガブリエル・オロスコ展ー内なる複数のサイクル
Gabriel Orozco-Inner Cycles

会期 2015年1月24日(土)- 5月10日(日)
    10:00~18:00(入場は17:30まで)
    月曜日(5/4は開館)、5/7

会場 東京都現代美術館 企画展示室3F
    東京都江東区三好4-1-1

観覧料 一般1,100円/ 大学生・65歳以上800円
               中高生600円/ 小学生以下無料
*20名以上の団体は2割引き
*本展チケットでMOTコレクションも観覧可
*身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の所持者とその付添者(2名まで)は無料

主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
    読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
    日本テレビ放送網
協力 メキシコ大使館、日本航空、朝日酒造株式会社

美術館問合せ 03-5245-4111(代表)
          03-5777-8600(ハローダイヤル)

 ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco, 1962年メキシコ・ベラクルス州ハラパ生まれ)は、つながった二つの卓球台の真ん中に池を配した≪ピン=ポンド・テーブル(Ping pond table)≫ (1998)など、既成のものやルールに手を加えて、変型する手法で知られている。ありふれた光景に介入することで新たな思考を促すオロスコの作品は1990年代から国際的に高く評価され、その手法は、日本を含めた次世代のアーティストにも大きな影響を与えている。

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ガブリエル・オロスコ《ピン=ポンド・テーブル》1998年
変形卓球台、卓球ラケット、ボール、水槽、ポンプフィルター、蓮
H76.7 × W424.5 × D424.5 cm
金沢21世紀美術館 蔵

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ガブリエル・オロスコ《無題》2001年
グァッシュ/航空券 フーメックス財団蔵


 オロスコは、路上に打ち捨てられた物や何気ない風景の中から魅力的なかたちを発見したり、それらにほんの少し介入してかたちを変えたりして作品に転換する。日本庭園で石や砂を水の流れに見立てるのにも似た事物の新たな読み替えは、見る者にそれを読み解く楽しさを与えている。地域性や政治性を排除したユニバーサルな彫刻や、さりげないスナップショットのような写真は、90年代の現代美術を語る上で欠かせないものとなっている。

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ガブリエル・オロスコ《コモン・ドリーム》1996年 チバクローム

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ガブリエル・オロスコ《猫とスイカ》1992年 タイプCプリント

 オロスコは2009年から2011年にかけ、ニューヨーク近代美術館を皮切りにテート・モダンほか世界の主要美術館で大規模な個展を開催するなど、現在も変わらぬ評価を得ている。これまでアジア圏ではあまり展示の機会はなく、今回は待望の日本の国内美術館での初個展となる。本展では、自動車を分割して貼り合わせた代表作《La DS》や最新のカンヴァス作品など、オロスコの魅力を伝える過去から現在までを紹介する。
※みんなで楽しめるアート作品として、真ん中に池がある奇妙なピンポンテーブル(卓球台)で、実際に遊ぶことが出来る。

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ガブリエル・オロスコ《La DS カーネリアン》2013年 
変形した車 489 × 122 × 147cm

≪作家略歴≫
1962年メキシコ生まれ。U.N.A.M.メキシコ国立芸術学校を修了した後、1990年代初頭からパリ、ニューヨーク、メキシコなどを拠点に、様々な光景、素材、シチュエーションに呼応した制作活動を世界各地で行う。 コンセプチュアルアートの優れた革新者として国際的に活動するオロスコの作品は、現代アートにおいて高い評価を受けている。動きや重力について、様々なオブジェ作品(粘土ボール、ビリヤード台上の振子)を通じて、思索し、抽象的な視点から見直されるありふれた道具で、ある日常生活の行為を表現する。写真、ドローイング、彫刻、インスタレーション、絵画の間を自由に、そして滑らかに行き来し、カテゴライズされることに抗う数多くの異種な作品を制作している。

≪主要個展≫
2013-14 「ナチュラル・モーション」ブレゲンツ美術館(オーストリア)、ストックホルム近代美術館
2012 「アステリスムス」グッゲンハイム美術館(ベルリン、ニューヨーク)
2009-2011 ニューヨーク近代美術館、バーゼル美術館(スイス)、ポンピドゥーセンター(パリ)、テート・モダン(ロンドン)
2005 ソフィア王妃芸術センター(マドリード)
2004 サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)
2002 クリマンズット・ギャラリー(メキシコシティ)
2000 「ブルー・メモリー」重森三玲邸(京都) 、ロサンゼルス現代美術館ほか
1999 フィラデルフィア美術館
1998 「自由市場は反民主主義的」マリアン・グッドマン・ギャラリー(ニューヨーク)、「クリントンはイノセント」パレ・ド・トーキョー(パリ)、パリ市立近代美術館
1993 ギャラリー・シャンタル・クルーゼル(パリ)、「プロジェクト41: ガブリエル・オロスコ」ニューヨーク近代美術館

≪主要国際展≫
2005 第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ
2001 横浜トリエンナーレ
1998 ベルリン・ビエンナーレ
1997 ドクメンタX(カッセル、ドイツ)
1996 光州ビエンナーレ(韓国)
1993 「Open ’93 : Emergency」第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ

≪関連イベント≫
event東京都現代美術館開館20周年記念事業
ガブリエル・オロスコによる講演会
日時:2015年1月24日(土)15:00から
場所:東京都現代美術館 地下2階講堂

event「菅 木志雄」展・「ガブリエル・オロスコ」展共同企画
松井みどり(美術批評家)によるレクチャー
日時:2015年1月31日(土)15:00から
場所:東京都現代美術館 地下2階講堂

event担当学芸員によるギャラリー・ツアー
日時:2015年2月11日(祝)・3月29日(日)15:00から
場所:企画展示室3F

eventオロスコを知らなくても楽しめる!当館インターンによるギャラリー・ツアー
日時:2015年3月28日(土)15:00から
場所:企画展示室3F

event東京都現代美術館 チーフキュレーター 長谷川祐子によるギャラリー・ツアー
日時:2015年4月18日(土)15:00から(予定)
場所:企画展示室3F

≪展覧会カタログ≫
2015年2月下旬に刊行予定

同時開催

「菅 木志雄 置かれた潜在性」
「未見の星座〈コンステレーション〉 ーつながり/発見のプラクティス」
1月24日(土)~3月22日(日)

「開館20周年記念 MOTコレクション特別企画 『コレクション・ビカミング』」
1月24日(土)~6月28日(日)

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