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2014/05/21

特別展 建築家ガウディ×漫画家井上雄彦 - シロクロする創造の源泉 - Takehiko Inoue interprets Gaudi's Universe

 完成までに300年かかると言われていたサグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会、スペイン・バルセロナ)が、アントニ・ガウディ没後100年目を迎える2026年に完成するという発表が、昨年9月に設計責任者から発表された(参照:サグラダ・ファミリアの完成予想動画が登場)。

 この未完の作品に終生、設計と建築に取り組んだ建築家アントニ・ガウディ(スペイン・カタロニア、1852年-1926年)とバスケットバール漫画作品≪SLAM DUNK≫を描いた漫画家井上雄彦(鹿児島県伊佐市、1967年生まれ)、異なるジャンルで日西を代表する二人のアーティストによる時空を超えたコラボレーション展が、「2013‐2014日本スペイン交流400周年」を記念して、森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)において7月12日から開催される。

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特別展 ガウディ×井上雄彦 - シンクロする創造の源泉 -
Takehiko Inoue interprets Gaudi's Universe
 

会期 2014年7月12日(土)~9月7日(日)※会期中無休
開館時間 午前10時~午後8時(最終入場午後7時半)
会場 森アーツセンターギャラリー    
    東京都港区六本木6-10-1(東京・六本木ヒルズ 森タワー 52F)
観覧料 一般・大学生1,800円(1,600円)
      中学・高校生1,300円(1,100円)
      4歳~小学生800円(600円)
※( )内は前売・団体料金(団体は15名以上)
※3歳以下は入館無料
※展望台・森美術館の入場券を持つ観覧者は、当日に限り得な追加券あり
※障がい者手帳を所持者とその付き添い者1名は当日入館料の半額
※15名以上の団体券および障害者手帳を所持者の割引は7/12以降、森アーツセンターギャラリーでの取扱い

問合せ 0570-063-050  (10:00~20:00)ローソンチケット内
公式HP www.gaudinoue.com

主催 東映、テレビ朝日、BS朝日、朝日新聞社、森アーツセンター
共催 AUREA、カタルーニャ工科大学バルセロナ建築学部ガウディ記念講座
後援 スペイン大使館、J-WAVE
協賛 木下グループ 木下工務店
協力 サグラダ・ファミリア聖堂建設財団/聖家族贖罪教会文書館
    カタルーニャ財団 ラ・ペドレラ/アイティープランニング
    日経BP社/ローソンチケット/エールフランス航空
メディアパートナー アメーバピグ、Antenna
監修 ジャウマ・サンマルティー
(カタルーニャ工科大学バルセロナ建築学部ガウディ記念講座所長)
日本側学術監修 鳥居徳敏(神奈川大学教授)
展覧会公式ナビゲーター 光嶋裕介(建築家) 

巡回情報
◆金沢 金沢21世紀美術館 2014年 10/4(土)〜11/5(水)
◆長崎 長崎県美術館 2014年 12/20(土)〜2015年 3/8(日)
◆神戸 兵庫県立美術館 2015年 3/21(土)〜5/24(日)
◆仙台 せんだいメディアテーク 2015年 6月3日(水)〜7月12日(日)

 本展は、3部構成からなる。アントニ・ガウディはバルセロナの南に位置する田舎町で生まれ、体が弱く、内気であったが、自然の動植物を観察することが好きな少年で、トネットという愛称で呼ばれていた。「第1章 トネット少年、バルセロナのガウディへ」では、ガウディの子供時代とバルセロナでの学生期、卒業後まだ建築家として無名の頃のガウディを、関連資料でたどるとともに、その世界観を井上雄彦が描き、表現する。

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井上雄彦<<トネット>> 2013年 ©I.T.Planning

「偉大な本、常に開かれ、努力して読むに値する本、それは、大自然の本である」

 建築家としてデビュー間もない26歳のガウディは、新興ブルジョワ、アウゼビ・グエイ(グエル)の庇護のもと、自由な発想とデザインが磨かれ、画期的かつ合理的な建築構造を形にしてゆく。「第2章 建築家ガウディ、誕生」では、建築界で名をj馳せるようになった黄金期のガウディが建てた珠玉の代表作を図面やスケッチ、写真、模型、そして家具やデザイン・パーツなど多様な作品により紹介する。また、そこには井上雄彦が創る異なる世界が広がる。

「独創性(オリジナリティー)とは起源(オリジン)に戻ることである」

 建築家として名声を得たガウディはその成功とは裏腹に、クライアントとの軋轢や創作への迷い、大切な家族や40年来連添ったパトロン、グエイ(グエル)との別れを経験し、次第に修道僧のような道を歩む。サグラダ・ファミリアは1883年、31歳のときに主任建築家として携わり始めましたが、1914年にはほかの全ての仕事を断って、聖堂建築のみに身を捧げるようになった。「第3章 ガウディの魂-サグラダ・ファミリア」では、ガウディのこれまでのキャリアと人生の結晶ともいえるサグラダ・ファミリアに焦点をしぼり、その建築の歴史と発展を関連資料でたどる。クライアントを神と据え、自分が生きているあいだに完成できないと知っていながら身を砕き、創り続けたガウディ。ここでは、井上雄彦が建築家から受けたインスピレーションをその独特の感性により解釈し、ガウディの宇宙観を表現する。

「神は完成をお急ぎではない」

≪みどころ≫
❶ ガウディと井上雄彦
またとない夢のコラボレーション
 スペインを代表する建築家、アントニ・ガウディと日本を代表する漫画家、井上雄彦。
それぞれが唯一無二の魅力を放つ、二人のアーティストが奏でる夢のコラボレーションが実現する。これまで、ガウディに関する展覧会は日本を含む各国で幾度となく開催されてきたが、漫画家との共演は今回が初めて。 展示空間にひろがる新しいかたちの化学反応が楽しみ。

❷ ガウディってどんな人? 
展示で感じる、ガウディの偉業とその人間像 
 スペインのガウディの専門機関が所蔵する貴重な資料約100件の出品のほか、井上雄彦作の画や物語により創りだされるガウディ・ワールド、3面スクリーンによるシアター映像、プロジェクション・マッピングによる演出、床への装飾、 建築構造のインスタレーション等、展示空間は大胆に展開してゆく。 各作品の鑑賞のみにとどまらない多様な展示手法を通して、より深いガウディ像があぶり出される。

❸ 井上雄彦 
すべて描きおろす
 今回、井上雄彦が出品する作品約40点は、世界最大級の手漉き和紙に描かれる墨絵を含め、本展覧会のために描き下ろされるものとなる。 実際に現地バルセロナに滞在し、ガウディの建築作品で、世界遺産にも登録されているカサ・ミラ内にアトリエをかまえ、制作活動を進める。井上雄彦の視点と類いまれな創造力によりガウディの世界を解釈し、創りだされる作品群はガウディの内面にせまるものとなる。
追記:2014年5月23日行われた「手漉き和紙制作プロジェクト」についてはこちら

≪プロフィール≫
アントニ・ガウディ Antoni Gaudi (1852-1926)
スペイン・カタルーニャ出身の建築家。19世紀から20世紀にかけてモデルニスモ(スペインにおけるアール・ヌーヴォー)期にバルセロナを中心に活動。1883年、主任建築家に就任以来、没するまでその生涯を捧げたサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラなどの作品群が世界遺産に登録されている。現在も建設が進められているサグラダ・ファミリアは、ガウディ没後100年にあたる2026年に完成予定。
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アントニ・ガウディ(1878 年頃)
Foto: Audouard & C.ª,
Barcelona © Institut
Municipal de Museus de Reus

井上雄彦 Takehiko Inoue (1967- )
漫画家。代表作に国内発行部数1億部を突破した「SLAM DUNK」、連載中の「リアル」、「バガボンド」がある。文化庁芸術選奨新人賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞など受賞多数。美術館全体を使った「井上雄彦 最後のマンガ展」、真宗大谷派東本願寺へ描き下ろした屏風絵「親鸞」の制作など、これまでの漫画家の枠を超えた活動も反響を呼んでいる。昨年12月、「2013-2014日本スペイン交流400周年」の親善大使に就任。
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井上雄彦
©I.T.Planning、日経BP 社
(写真:川口忠信)

アントニ・ガウディ関連書籍(海外出版物)の案内-GaleriaLIBRO

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