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2013/10/16

Frida Kahlo/Diego Rivera L'art en fusion フリーダ・カーロ/ディエゴ・リベラ展

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Frida Kahlo (1907-1954)
Autorretrato con Traje de Terciopelo
1926 Collection privée © Photo Francisco Kochen © ADAGP, Paris 2013

Frida Kahlo/Diego Rivera L'art en fusion
会期 2013年10月9日-2014年1月13日
会場 オランジェリー美術館(Musée de l'Orangerie)
         Jardin des Tuileries (Seine river side), 75001 Paris, France
観覧料 一般10€他

 パリのオランジェリー美術館が、メキシコのドローレス・オルメド美術館の協力を得て、パートナー同士として長年にわたり暮らしたフリーダ・カーロとディエゴ・リベラの作品を集めた展覧会を開催しています。フランスでは二人の作品展は初となります。

 歴史的テーマをとらえた巨大壁画制作で知られているディエゴ・リベラ(1886-1957年)の作品は、数多くの自画像を小さなタブローで描いたフリーダ・カーロ(1907-1954年)の作品とは対照的です。しかしながら、労働者たちや農夫たちを描いた作品やプレコロンビア美術の影響を受けていることから、二人の絵画には親密なメキシコが反映されています。

 本展のコミッショナーの一人であるLela Jarbouaiは、「リベラは、自国のメキシコでは、カーロより知られています。一方で、メキシコから離れるとカーロの方が有名です」と述べています。「カーロには、歴史的イデオロギー的な文脈と結びつきがないため、普遍的な美術があります。私的な伝承と結びつき、カーロの作品は、永遠無窮です」。カーロは、医療の道に進みたかったのですが、1925年のバス事故によって重傷を負い、その道を絶たれました。両親から贈られた画材と鏡を使って自画像を描くことで、美術に興味を示し始めました。

 このように、メキシコの女性美術家フリーダ・カーロは、バス事故で変わり果てた自らの姿から、”痛みと苦悩”に満ちた作品を制作することになりました。Lela Jarbouaiは、「フリーダの作品には様々な影響として、イタリアのルネッサンスからメキシコの民衆芸術までの画風が認められる」と指摘しています。カーロは、独特のスタイルを築きました。自画像でありながら、自らの顔を仮面で覆った≪仮面≫は、手と髪は見えていますが、カーロの感情を仮面で隠しています。
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The Mask/La Máscara
Oil on masonite, 40x30.5cm
Collection of Dolores Olmedo Patiño, Mexico City, Mexico

 ディエゴ・リベラは、フリーダ・カーロと同様に、共産党の活動に参加していましたが、リベラの作品はカーロの作品と違い、より政治的信条と繋がり、産業社会を映し出すフレスコ画を描きました。

 本展では、ディエゴ・リベラがキュービズムを歩み始めた時代から、20世紀メキシコ派の創始者としてのリベラまでを追います。ディエゴの壁画作品の他、パリ在住の画家たちの影響を受け、青年期をヨーロッパで過ごした時期のイーゼル絵画を展示します。

 リベラとカーロを撮影した写真(ポンピドゥー・センター提供)15点も展示され、二人の美術家の生活ぶりを感じ取ることができます。リベラとカーロは1939年に離婚しますが、お互いに愛人を持ちながらも、後に再婚を果たしました。あまり知られていないカーロの素描とリベラのフレスコ画制作の過程を知る素描も展示されています。展示作品数は約80点。

同展のコミッショナー:
Marie-Paule Vial オランジェリー美術館ディレクター
Beatrice Avanzi  オルセー美術館キュレター
Leïla Jarbouai オルセー美術館キュレター
Josefina García ドローレス・オルメド美術館コレクションディレクター

関連イベント(pdf):
「frida_kahlo_diego_rivera_art_in_fusion_events.pdf」をダウンロード

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Diego Rivera Autorretrato con Chambergo, 1907 Óleo sobre lienzo, 85 x 62,2 cm
Colección del Museo Dolores Olmedo, Xochimilco, México
FOTOGRAFÍA: ERIK MEZA / JAVIER OTAOLA ; IMAGE © ARCHIVO MUSEO DOLORES OLMEDO ©2013 BANCO DE MÉXICO DIEGO RIVERA FRIDA KAHLO MUSEUMS TRUST, MEXICO, D.F. / ADAGP, PARIS

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Frida Kahlo Retrato de Alicia Galant, 1927 Óleo sobre lienzo, 108 x 93,5 cm
Colección del Museo Dolores Olmedo, Xochimilco, México
FOTOGRAFÍA: ERIK MEZA / JAVIER OTAOLA ; IMAGE © ARCHIVO MUSEO DOLORES OLMEDO ©2013 BANCO DE MÉXICO DIEGO RIVERA FRIDA KAHLO MUSEUMS TRUST, MEXICO, D.F. / ADAGP, PARIS

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Frida Kahlo/Diego Rivera L'art en fusion
展覧会カタログ 2013年10月15日刊行
184頁、図版120点、24x31cm
Marie-Paule Vial , Branko Aleksić, Béatrice Avanzi, Juan Rafael Coronel Rivera, Gérard De Cortanze, Christine Frérot, Leila Jarbouai, Michael Lowy, Carlos Phillips Olmedo
7,760円(入荷予定あり1部)

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Frida Kahlo et Diego Rivera - Album de l'exposition
展覧会アルバム 2013年10月15日刊行
Marie-Paule Vial
32頁、16 x 19 cm
バイリンガル:仏語・英語
2,760円(入荷予定あり1部)
Album officiel de l’exposition "Frida Kahlo et Diego Rivera, L'art en fusion" au musée de l’Orangerie du 9 octobre au 13 janvier 2014. L'originalité de l'exposition consacrée au couple mythique incarné par Diego Rivera et Frida Kahlo consiste à présenter leurs œuvres ensemble, comme pour confirmer leur divorce impossible, effectif dans les faits mais aussitôt remis en question après une seule année de séparation. Elle permettra aussi de mieux entrevoir leurs univers artistiques, si différents, mais également si complémentaires, par cet attachement commun et viscéral à leur terre mexicaine : cycle de la vie et de la mort, révolution et religion, réalisme et mysticisme, ouvriers et paysans.

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