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2013/03/19

ポルトガル映画界の新鋭ジョアン・ペドロ・ロドリゲス 映画上映会 João Pedro Rodrigues Retrospective

 世界が注目するポルトガルの新星ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(1966年-)の映画作品が、川崎市民ミュージアムで特集上映される。彼の作品には、映画的でクラシックな香りとポップでダイナミックな描写が共存し、現実のリアルな描写に根ざしつつ、濃厚な夢や幻想、性的な妄想がきわめてパワフルな映像の中で繰り広げられます。現在、国際映画祭で高い評価を得ているロドリゲス監督の日本で初めてのレトロスペクティヴを、アテネ・フランセ文化センターと川崎市市民ミュージアムが共同開催する。ジョアン・ペドロ・ロドリゲス特集上映に限り、料金は一律1000円。

会場 川崎ミュージアム映像ホール
    神奈川県川崎市中原区等々力1-2 〒211-0052
    TEL 044-754-4500 

<上映スケジュール・トークショー>
3月23日(土)12:30-

オデット Odete
2005年/カラー/98分/デジタル上映
撮影:ルイ・ポサス
キャスト:アナ・クリスティーナ・ド・オリヴェイラ

交通事故によってボーイフレンドのペドロを失ったルイとオデットの交錯を描いた異色のラブ・ストーリー。カンヌ国際映画祭インディペンデント映画部門で特別賞受賞。ボゴタ映画祭「Bronze Precolumbian Circle」賞、ミラノ国際映画祭審査員特別賞などを世界各国の映画祭で受賞した。
Odete_2


3月23日(土)15:00-
追憶のマカオ Ultima Vez que Vi Macau
2012年/カラー/82分/デジタル上映
共同監督・共同脚本:ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ
キャスト:ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、シンディ・スクラッシュ

ドキュメンタリー的なオープニングがやがて個人的な記憶やフィクションと結びつき、黙示録的な風景が展開していく。スタンバーグの『マカオ』を下敷きとし、クリス・マルケルなど様々な映画的記憶を刺激する。第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品された。
Macau

3月24日(日)12:30-
オデット Odete
(詳細上掲)

3月24日(日)14:15‐ 
トークショー
ゲスト:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(映画監督)

3月24日(日)15:30- 
短編ドキュメンタリー  これが私の家 Esta E a Minha Casa
1997年/カラー/デジタル上映/50分
パリから故郷のトラス・オス・モンテス地方へと向かう、移民家族の旅行を追ったドキュメンタリー。
短編ドキュメンタリー 万博への旅(54分)

3月30日(土) 
12:30- 短編ドキュメンタリー これが私の家(50分)/万博への旅(54分)
15:00- 短編集1 ハッピー・バースデー!(14分)/チャイナ・チャイナ(19分)/聖アントニオの朝(25分)

 ハッピー・バースデー! Parabéns!
 1997年/14分/デジタル上映
 キャスト:ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ、エドゥアルド・ソブラル
 第54回ヴェネツィア国際映画祭に出品され審査員特別賞を受賞。

 チャイナ・チャイナ China China
 2007年/19分/デジタル上映
 キャスト:ジアリャン・チェン、ルイス・ラファエル・チェン、チェン・ジエ
 愛のない結婚生活を強いられながらリスボンの街を生きる若い中国人の母親の姿を描
 いた短篇。
 China


 聖アントニオの朝 Manhã de Santo António
 2011年/25分/デジタル上映
 撮影:ルイ・ポサス
 祭りのあとの静寂や疲労して帰宅する若者たちの姿からインスピレーションを得た短編。
 Manha


3月31日(日) 
12:30-  短編集2 紅い夜明け(20分)/火は上がり、火は鎮まる(27分)/羊飼い(17分)
15:00- 追憶のマカオ(82分)

 紅い夜明け Alvorada Vermelha
 2011年/20分/デジタル上映
 共同監督・共同脚本:ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ
 マカオの有名な食品市場「レッド・マーケット」をとらえた作品。
 Alvorada


 火は上がり、火は鎮まる O Que Arde Cura
 2012年/27分/デジタル上映
 ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ監督。ジョアン・ペドロ・ロドリゲス主演。
 1980年代後半のポルトガルを舞台に、社会情勢の危機と個人生活の危機が隠喩的に描
 かれる。

 羊飼い O Pastor
 1988年/17分/デジタル上映
 キャスト:カシミロ・オレイロ、ジョアキム・ラット
 リスボン映画演劇学校の卒業制作として撮られた、ある羊飼いの一日をとらえた処女短
 篇作。

■ジョアン・ペドロ・ロドリゲス João Pedro Rodrigues
 1966年ポルトガル、リスボン生まれ。リスボン映画演劇学校で、「ノヴォ・シネマ」の映画監督アントニオ・レイス(『トラス・オス・モンテス』)などのもとで学んだ後、アルベルト・セイシャス・サントスやテレーザ・ヴィラヴェルデらのアシスタントとして映画界に入る。2000年に撮られた処女長編『ファンタズマ』は、ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映され、大きな話題を呼んだ。2005年の2作目『オデット』は、カンヌ国際映画祭に出品され特別賞を受賞したほか、世界の数多くの映画祭に出品。続く2009年の長編3作目『男として死ぬ』は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映されたほか、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数多くの映画祭に出品され、この年のフランス「カイエ・デュ・シネマ」誌の年間ベストテンに選出された。2010年にはハーバードでアメリカでの初めてのレトロスペクティヴが開催された。2012年のリオ・デ・ジャネイロ国際映画祭では、マノエル・ド・オリヴェイラと並んでジョアン・ペドロ・ロドリゲス特集上映が行われた。最新作『追憶のマカオ』は、第65回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に正式出品され、トリノ映画祭ではドキュメンタリー部門でグランプリを獲得した。

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