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2012/12/17

¡Viva La Muerte!  Art and Death in Latin America

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¡Viva La Muerte!  Art and Death in Latin America (Spanish/English)

Kunstthalle Wien 2008 287頁

Kunstthalle Wien美術館で、2007年10月17日から2008年2月17日まで開催された展覧会カタログ

3,910円(送料別) 1部在庫有り

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©Bastienne Schmidt, Patzquaro, Mexico, "Kind mit Totenkopf", 1982, Courtesy Bastienne Schmidt


 メキシコの熱狂的な祭り「死者の日」、コロンビアの麻薬組織の凄惨な殺人、ラテンアメリカの独裁者たちの残虐な行為、スペイン植民地史の複雑な歪みなど、これらすべてから、ラテンアメリカの死に対する考え方が、北半球と相違があるのかという問題提起がなされている。

 ノーベル文学賞受賞者のオクタビオ・パスは、ヨーロッパや米国では、死ぬことは抑制されているが、ラテンアメリカの人々は、死の恐怖に向かい合うことで、喜びを見出し、自己消滅に強い関心を示すと意見をもつ。すなわち、「私からすると、北米の人々は、世界とは完成され得るものと見なしている。しかし、われわれラテンアメリカ人にとっては、世界とは取り戻され得るものと考えている」。

 ¡Viva La Muerte!  Art and Death in Latin America展は、コンテンポラリーアートに反映されたエロス〈生の本能〉とタナトス〈死の本能〉の繋がりを取り上げた。会場は、審美的に凝縮され、概念的に切迫した様式で表現された暴力のさまざまな様相を展開する残酷さの舞台となる。Cildo Meirelesは、あでやかな美しい巨大なインスタレーションのなかで、向こう見ずな布教者たちの努力の歴史にハイライトを当てる。霊安室に題材を求めるTeresa Margollesは、メキシコ・シティのモレク(子供を人身御供にして祭ったセム族の神)によって生みだされた無名の犠牲者を、挑発的なアッサンブラージュで追悼する。

キュレーター: Gerald Matt, Thomas Mießgang

展覧会出品作家:Francis Alÿs, Carlos Amorales, Juan Manuel Echavarría, Ivan Edeza, Regina Jose Galindo, Cristina Garcia Rodero, Daniel Guzmán, Dr. Lakra, Ilan Lieberman, Stephan Lugbauer, Jorge Macchi, Teresa Margolles, Cildo Meireles, Ana Mendieta, Enrique Metinides, Vik Muniz, Gabriel Orozco, Esteban Pastorino, José Alejandro Restrepo, Pedro Reyes, Bastienne Schmidt, Santiago Sierra, Melanie Smith

Jorge Luis Borges, Luis Buñuel, Chico Buarque, Julio Cortázar, Gabriel García Marquez, Mario Vargas Llos, Octabio Pay, Meguel de Unamunoからの一節が本書に収められている。

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