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2012/06/10

「クラウド・シティ」 トマス・サラセーノ展

会期:2012年5月26日(土)~8月31日(金)
    月~土曜11:00~20:00 (最終入場19:30)
    日曜 11:00~19:00(最終入場18:30)
    会期中無休 入場無料

会場:メゾンエルメス8階フォーラム
(中央区銀座5-4-1 TEL: 03-3569-3300)

主催:エルメス財団

 トマス・サラセーノ(Tomás Salaceno)は1973年アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレス大学にて建築を学んだ後、ヨーロッパに渡り、現在はドイツのフランクフルトを拠点に活動しているアーティストです。2006年のサンパウロ・ビエンナーレ、2009年のヴェネチア・ビエンナーレと、国際展での活躍もさることながら、アメリカやイギリスなど世界各地の文化施設の屋内外を使用した大規模なインスタレーションでも注目を集めています。日本では2008年開設の十和田市現代美術館(青森)での作品が記憶に新しい気鋭の作家です。
 サラセーノの作品は、クモの巣、泡、雲といったイメージをもとに、いかにしてこの世界を持続させながら共生共存するのか、という複雑な問いに対する明快な「予見」の表現であるといえます。ヴィジョナリー・アーキテクトと呼ばれる、バックミンスター・フラーに始まり、アーキグラム、ヨナ・フリードマンなどの先達が、急速な高度経済成長に警告を発しつつ、空に浮かぶ都市に未来の都市像を映してきました。こうした先達たちに続き、サラセーノは生態学的に持続可能な空中都市の創造に一歩近づきます。
 サラセーノによる本展『Cloud Cities(クラウド・シティ)』は、空中に浮かぶ居住可能なセルの結合体からなる‘空中都市’を表現しています。『Cloud Cities(クラウド・シティ)』は、流動的で境界線のないグローバルな共同生活のヴィジョンであり、国境や民族、人口過密や環境破壊といった地上の問題から文字通り“雲のように浮上して”、空中に新たな居住性を獲得します。
中空に位置するメゾンエルメス8Fフォーラムの会場は、泡のような構造体から空中都市というひとつの生命圏を作り出します。サラセーノの作品はどこまでも透明で軽い未来像を映し出すと同時に、現実世界がはらむ問題に対し私たちの自発的な対話を生む、現在と未来の結節点とも言えるでしょう。(ART iT)

Iris and B. Gerald Cantor Roof Garden
The Metropolitan Museum of Art
May 15, 2012--November 4, 2012

Tomás Saraceno on the Roof: Cloud City
was organized by Anne Strauss, Modern and Contemporary Art

Camera and Editing
Thomas Ling

The exhibition is made possible by Bloomberg.

Additional support is provided by Cynthia Hazen Polsky and Leon B. Polsky, The Daniel and Estrellita Brodsky Foundation, William S. Lieberman Fund, and Eugenio Lopez.

Cloud City is lent by Christian Keesee.

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