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2012/01/08

Zurbarán: Selected Paintings 1625-1664

Zurbaran

スペイン・バロック期の画家フランシスコ・デ・スルバラン(Francisco de Zurbarán、1598-1664) の特異なカトリックイメージに魅了されながらも、異質で近寄りがたさがある。その美的かつ宗教的な奥行きのある作品には、16世紀、17世紀のスペイン神秘主義も相まって、比類のない深みと厳格さがある。十字架上のキリスト、死せる殉教者、夢想する聖人、瞑想する修道士、修道院院長が、暗い画面の中でリアルに描かれている。観る者は手を伸ばせば、彼らに触れらるのではないかと感じるほどである。ベラスケス、ムリーリョと同時代のスルバランにとって、絵を描くことや瞑想することが宗教行事の補足的な側面であった。まさにこのことが現代人がスルバランの絵画に関心を抱かせる彼のアートの質なのだろう。

2011  192 pages  40  colour illustrations  305x26mm
English edition
Schirmer/Mosel

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